JR小松駅の東口から一歩外へ踏み出すと、パッと目を引く鮮やかな黄色の大きい物体が目に入って来ます。
実際に南米チリの銅鉱山で働いていたダンプトラックが、はるばる運ばれて展示されています。
日本にはたった1台しかないダンプトラックです。
もうこの時点で、働く車が大好きな男の子は大喜びですね。
今回はうちの息子も大好きな、こまつの杜をご紹介していきます。
小松駅からすぐ見える黄色い建機
コマツと言えは建設機械が世界的有名です。
現在は東京に本社がありますが、その前は小松市に本社があり、小松市には縁が深い、なくてはならない企業です。
こまつの杜は、コマツ創立90周年を記念して、2011年5月に同社発祥の地である小松市に建てられました。
自然観察やものづくり教室、小学校向け社会科見学などを通して、地域の子どもたちの健全な育成と自然環境の保全を目的に運営されています。
住 所:石川県小松市こまつの杜1
電 話:0761-24-2154
JR小松駅東口から徒歩1分。
駐車場は、こまつの杜専用駐車場(31台)または近隣の市営駐車場が利用できます。
大人も子供も大興奮の試乗体験
男の子も女の子もパパだって憧れる建機に乗ってみる体験ができます。
2階建ての家より少し高いくらいですので、あまりの高さに足が竦まないように、高所が苦手な人は見学の方が無難かもしれません。
930Eダンプトラック運転席試乗
何と言っても存在感がダントツの930Eダンプトラックに試乗できるのはここだけです。
実際に運転して動かす体験ではありません。
運転席に試乗する体験になっています。車体の下の探検もできます。
自分の背よりも何倍も高いタイヤは直径が3.8mもあり、間近に見るだけでも迫力満点です。私も横に並んでみましたが、小人になった気分でした。
また荷台(ベッセル)を上昇させて見せてくれる日もあります。
こちらは水曜日と土曜日の 11:00〜16:00と決まっていますので、見てみたい方はその日を狙って行くことをおすすめします。
これは、圧巻としか言い表せないので、ぜひ見てみて欲しいです。
運転席の試乗については、高所に上がる事になるため、3歳以上の方が対象で、幼児は保護者の付き添いが必要です。ヘルメットは貸して貰えます。
また、妊婦の方、ハイヒールや下駄など不安定な履物の方、お子さんを抱っこ(抱っこひもを含む)している方などは試乗できません。
また、強風や落雷など悪天候の場合は中止されますので、ご注意ください。
ミニショベルカー試乗運転!
働く車の代表格、子供が大好きなパワーショベルの試乗運転ができます。
一人乗りの小型のパワーショベルで、ボールや石ころをすくい上げる操作を体験することができます。
うちの息子は、わりとすぐ操作ができて、嬉しそうにすくい上げてました。
試乗できるのは、幼児〜小学生の子供ですが、幼児は保護者の膝の上で操作することもできます。
希望する方は、スタッフさんに相談してみて下さい。
小さなお子様につきましてはスタッフにご相談下さい。
試乗は、スタッフさんの説明をよく聞き、しっかりと指示にしたがいましょう。
ものづくりを体験
こまつの杜の敷地内、わくわくコマツ館は、コマツ旧本社建屋を再現した2階建ての建物です。
ここでは、各種展示物や地元教育関係者やNPO法人、コマツ粟津工場OB会などの協力で、子供向けのイベントを行う教室が行われています。
わくわくコマツ館
1階は、ケンケンキッキファクトリーと言う、建設機械の仕組みや科学の不思議を学べる展示場になっています。
難しい展示ではなく、見て、触って、体験することができる楽しい展示がいっぱいあります。
ゲームやクイズもあるので、小さい子供もどんどんチャレンジできます。
本物の建機を運転するような体験ができる、リアルなシミュレーションゲームもあり、パワーショベルに試乗体験できない小さいお子さんは、こちらで運転体験すると良いですよ。
2階は、教室になっていて、子供向けの理科や科学の実験など、学校では体験できない、ものづくりが学べる出来る場所になっています。
コマツのOBに方が講師となって授業を行ってくれるのですが、この授業がなかなか面白いんです。
ホバークラフトの模型を作って走らせたり、光ファイバーを使って光のオブジェを作ったり、電気がつく仕組みを学び、実際に色々な面白い明かりの付け方を実験してみたりと、大人でも興味を持って楽しめるような内容になっています。
参加費は無料が多いです。ほとんどが小学生を対象にしていますが、イベントによっては親子で参加できるものもあります。
教室に参加するには、事前の申し込みが必要です。
こまつの杜ホームページに教室申込みフォームがあるのでそちらから、申し込みが可能です。
授業が難しい幼児さんには、紙芝居や人形劇も行ってくれます。(幼稚園など団体利用の方のみ)
わくわくコマツ2号館
こちらは、休憩スペースと言った感じでしょうか。
授乳室や救護室のほか、よちよち歩きの小さいお子さんでも安心して遊べるキッズコーナーがあります。赤ちゃんがいるママも安心して楽しく過ごせるスペースがあります。
明るく広いエントランスは、飲食ができる休憩所として使用されています。
団体の方がよくこちらで昼食をとっていますよ。
げんき里山
加賀の自然が再現されている里山は、四季の変化に富み、年間を通して季節感を感じる豊かな表情を見せてくれます。
里山の中心には小川が流れていて、様々な水生生物や昆虫・鳥などが集まってきます。
地元に生きている多様な動植物を観察・体験することができる貴重な場所となっています。
里山自然教室
豊かな里山の自然を活用し、木々や草花、小川などの自然観察を通して、自然に興味・関心を持ち、自然の中で遊ぶ楽しさを感じられるような教室が開かれています。
蝶やホタルの幼虫を見つけ観察したり、きのこの菌打ち体験をしてみたりと葉っぱを使って紙すきに挑戦したりと、こちらも普段の生活では体験できなような貴重な体験ができます。
いきもの観察館では、ホタル、チョウ、カブトムシの成長過程を見ることができます。
昔は当たり前のようにあったことが、今はわざわざ体験の機会を作らないとできないのは寂しいのですが、それでも体験できることは有難く、子供にとっては本当に貴重な時間になると思います。
イベントカレンダーは要チェック!
秋には、 わくわく秋まつりが開催されています。
930Eダンプトラックの運転席試乗やミニショベルの運転操作体験などの試乗時間が普段より拡大されたりします。
また、親子で参加できる工作教室やショベルでお菓子すくいなど、楽しいイベントがありますのでイベントカレンダーをチェックして、忘れずに家族で出かけてみましょう。
最後に、来場の記念にお土産を買うのを忘れずに!
わくわくコマツ館でオリジナルグッズが購入できます。
石川県の伝統工芸「九谷焼」でつくられたダンプトラックや、建設機械メーカーのコマツが監修する、本物をリアルに再現したミニチュアモデルは建機好きの男の子やパパ必見です!
ぜひ930Eダンプトラックのミニチュアを手に取って見てきてくださいね!
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