金沢は和菓子が美味しいところです。
お土産としても喜ばれる、老舗の銘菓がたくさんあります。
老舗和菓子店では、創業からの味を大切に守りながらも、和と洋を織り交ぜた新しいスィーツなどを開発しているお店も増え、出来立てをそのままお店でいただける、カフェを出店するお店も多く見られるようになりました。
今回ご紹介するのは、金沢市民なら一度は食べた事があるかもしれない、老舗和菓子店 村上が手掛けるお店「菓ふぇMURAKAMI」です。
手作りを出来立てでいただける場所
お店の住所:金沢市泉本町1-4(和菓子村上 本社店内)
電 話: 076-242-1411
営業時間:10:00〜17:00 (L.O.16:30)*ショップスペースは8:45〜18:00
定休日:毎週火曜日
無料駐車場は20台分あります。
創業が明治44年 餡にこだわって
和菓子 村上は、和菓子の餡にこだわりを持ち、お土産はもちろん、普段から季節の和菓子を楽しむ身近な和菓子屋さんとして親しまれているお店です。
うちはお彼岸のおはぎをよく買っています。手作りなので予約制で、お店での商品名は「ぼたもち」です。
特に特記するような華やかさはありませんが、おばあちゃんが作ってくれたような素朴な形と絶妙な甘さの餡が何度食べても飽きず、あんこ好きの私は毎日食べたいくらいです。
そんな老舗の和菓子店の職人さんが、心を込めて手作りしたスィーツをすぐにお店で頂けようになったのが、菓ふぇMURAKAMIです。
できたての和菓子から、オリジナルの和スイーツが味わえるのはカフェならではの楽しみです。
金沢らしさを感じる店内
時間を忘れてくつろげる空間がテーマの店内。
ところどころに金沢らしいエッセンスが散りばめられています。
店舗入口には、加賀友禅作家手描きの友禅暖簾がかかり、優雅に華やかにお客さんを出迎えてくれます。
四季をテーマに制作された完全なオリジナルで、季節の変わり目に合わせて切り替わるもの楽しみのひとつです。窓の方には欅の一枚板の立派なカウンターがあります。
このひとつひとつのこだわりが、上質な時間を演出してくれるアイテムになっています。
また和菓子を彩るうつわも、和菓子を美味しくいただくエッセンスのひとつとして厳選されています。
一番おいしい瞬間を楽しむ
一番おいしい瞬間を楽しんでほしいと言う、店主の気持ちがあふれているメニューが揃っています。素材を選ぶことにもこだわって、毎日作られています。
特におすすめなのは、やはり「餡」を用いたメニューでしょう。
おはぎがイチオシなのは変わらないのですが、せっかくカフェでゆったり過ごすので、ぜんざいがおすすめかなと思います。
能登の大納言小豆の豆が、つぶれないように丁寧に炊き上げてある一品です。能登塩が少し加えてあり、上品な甘さがより引き立ちます。
あんみつも良いですよ。清水の糸寒天で炊いた自家製寒天に、なめらかなこしあん、もちもちの白玉と季節のフルーツがトッピングされています。フルーツがある分さっぱりといただけます。
もう一口、何か食べたいなぁっと言う時には、少しずつ色んな種類が楽しめるお団子がおすすめです。2玉団子ですので何個でもいけます(笑)
私はみたらしが好きなので、みたらしをよくいただきます。
他にも、米粉の和パンケーキなどの洋風スィーツや、くずきり、わらび餅など和菓子の定番もあります。その日の気分でいただくもの楽しいです。
注文後には、お通しとして「突出しセット」が出てきます。これはカフェでは珍しいと思います。
一口サイズの宇治抹茶と一口和菓子、米粉クッキー、甘納豆など、その日ごとに何が出てくるかはその時のお楽しみになります。
飲み物は、抹茶、緑茶、和紅茶、ほうじ茶ラテ、りんごジュースなど様々です。
カフェオリジナルブレンドのコーヒーもあります。頼みメニューによって飲み物を毎回変えるのももちろん、ありですね。
和の心を繋いで
手作りの優しさと、出来立ての温かさ。
職人さんが心を込めて、丁寧に作る和菓子は出来た瞬間が一番おいしいのだそう。
その瞬間を、ゆっくりと楽しめるようにと作られたのが菓ふぇMURAKAMIです。
伝統の和菓子の技と、新しいスィーツを味わいに出かけてみてはいかがでしょうか。
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