商業高校の文化祭と言えば「金商デパート」生徒全員がお店を切り盛り!

遊ぼう・学ぼう

石川県金沢市にある金沢商業高校は、公立の商業高校で、通称は「金商(きんしょう)」です。

2020年には創立120周年記念を迎えるという伝統がある学校です。

この学校の毎年恒例のイベントが「金商デパート」です。

市内のみならず、県内でも有名で延べ1万人以上集客するイベントになりました。

今回はそんな金商デパートのご紹介をしたいと思います。

今年の開催日程は

毎年、10月に開催されている金商デパート。

今年度は、
10月19日(土)午前10:00~午後4:00
10月20日(日)午前10:00~午後3:30 の2日間開店します。

場所は、金沢市小立野5丁目4番1号 金沢商業高校の校舎、体育館を利用されて開催されます。

駐車場は、運動場などを利用し用意されますが、台数に限りがあるため、公共交通機関での来場を呼び掛けています。
北鉄バスでは、金沢駅から田上住宅行または、医王山スポセン前行を利用し金商高校前で下車。
学校の前がバス停です。
その他、金大附属病院前からも徒歩圏内なので、バスの便は良いところです。

年々充実していく内容

商業学校であると言う特徴から、卒業生には企業の社長さんも多く、その多くの企業から協賛や商品の提供などを受けて、年々充実したイベントになっています。

普通高校の文化祭やバザーと違い、商業高校ならではの学習を活かし、生徒たちが仕入れから販売を行う小売店が集合した文字通りのデパートです。

実を言うと、私自身が金商卒業生であり、第1回と2回の金商デパートの経験者です。
当時は、地元小立野商店街の方々の協力で、食料品、衣料品などを出店していました。

そんな金商デパートが、今年で36回目を迎えることになりました。

生徒たちは、校舎の構造を活かした店舗の配置を考えて、デパートづくりをします。

また地元の中学校(兼六、紫錦台、城南、野田、額、高岡)の生徒も販売実習に参加をしています。

企業からの商品提供のほか、県内の高校との連携した販売実習、輪島、七尾東雲、大聖寺実業、盲学校、いしかわ特別支援学校、明和特別支援学校のオリジナル商品(協賛品)の販売等、取り扱う商品も幅広く、品数も豊富になりました。

ここでしか買えない商品

金商デパートは、全校生徒が株主になっている「株式会社王座金商」が運営を担っています。

王座金商は、県内の色んな学校や企業やアーティストなどとコラボし、新商品をどんどん開発しています。

長い歴史の中で、オリジナル商品も生み出され、好評を博しています。

毎年大人気のロールケーキのMr.五郎ちゃんや美女ドーナツなどはもちろん、金商オリジナルクリアファイルや、加賀棒茶を使ったゼリー「お茶ぜりん」は、ミルクと加賀坊茶の二層仕立てになっており、金商デパートでしか買えないゼリーです。

そして、ゆずと源助大根と加賀みそを使ったドレッシング、「源ちゃんみそドレッシング」も大人気商品です。

昨年はローソンとの共同開発した菓子パンも発売され、金商デパートでも販売されました。加賀野菜のサツマイモ「五郎島金時」のあんをデニッシュ生地で挟んだ菓子パンです。商品内容、パッケージデザインを共同で考案されました。

今年はどんな新商品が並ぶのか楽しみですね。

買い物以外にもおもてなしが

お買いものがメインのようですが、それ以外に舞台でのパフォーマンスやスタンプラリー、福引の実施などもあります。

幅広いお客様に対応するために、英語や中国語表記の案内板もあります。

生徒たちが、小さい子供を見守ってくれる子供広場が設置されていて、親はゆっくりと買い物を楽しめるように配慮されています。

金商菫台同窓会が「同窓生の広場」として、色々な同窓会の資料・展示物(過去の制服)等・記念誌など展示しているコーナーもあります。

卒業生としては、過去の制服や旧校舎の写真などは、懐かしく思い出話に花が咲きそうですね。

生徒たちは、金商デパートに向けて、ポスターの掲示からPRイベントへの参加、また接客のマナー講習など、お客様を迎えるために最大限の準備をしています。

ぜひ、一度足を運んでいただき、数々のオリジナル商品を見て、心がこもったおもてなしを体験してきて下さい。

毎年、待ち遠しくなるイベントになること間違いなしですよ。

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